こんにちは!
「すてきな保育士の仕事」を運営しておりますHIROKOです。
私は保育士として、区立・私立の認可保育園での勤務経験を持ち、認可外保育園を7年間運営者しておりました。
現在は子育てをしながら保育士の相談を受けたり、サイトの運営をしています。
保育士に憧れてせっかく取った資格を、悩みで無駄にしない為に、今いる環境を変えてみるのも一つです。
すぐに転職を考えない場合でも、転職サイトのコンサルタントへ相談することで今の立ち位置を知る事ができます!
保育士も保護者と同じく、子どもには自信を持って生きていてほしいと願っています。
今回は自信のない子どもに自信をつけさせる方法についてご紹介します。
子どもにつけさせたい正しい自信とは
自信には色々な種類があります。これができるあれができるというように特定のものごとができるという自惚れは自信ではありません。
今後どのようなことが起こっても何があってもできる、乗り越えられると臆せずに自分を信じることができることが正しい自信です。
自信のない子どもは「どうせ自分はなんて」とすぐに諦めてしまいます。
自信のある子どもは諦めず最後まで物事を行うことができます。
それは大人になってからの行動にも大きく左右し、自信がある・なしで将来が大きく変わります。
同じことをしても、最後まで自信を持って堂々と行う子どもと自信を持てず、途中で投げ出してしまう子がいます。
自信のない子どもにはどうにかして自信を持ち、様々なことに取り組んでもらいたい!と思うのは親だけではなく毎日一緒に時間を過ごす保育士も同じです。
今回は子どもに正しい自信をつけさせる方法を一緒に考えてみたいと思います。
自信のつけさせ方
1.親や保育士などまわりの大人が楽しみを見つける
子どもは親や周りの大人の背中を見て育ちます。
いくら子どもに自信を持つようにと子どもへの取り組みをしても、子どもを育てている周りにいる大人が「どうせ自分なんて」と考えていると、子どもそのような意識を持ってしまいます。
まずは親や周りにいる保育士が自信を持つように心がけましょう。
保育士という立場で、子どもの親が自分に自信を持っていないように感じたならば、親が自信を持てるような言葉がけを行いましょう。
子どもは周りにいる大人が笑顔でいるだけでうれしいものです。
大人が趣味や目標に向かう姿を子どもに見せたり積極的に話をしてください。それは子どもの興味や励みにつながります。
親や保育士がイキイキしていると子どもの生きる希望が湧いてきます。“人生は楽しいんだ”という意識づけができます。
もし現在やりたい趣味や目標がみつからないという方は、好きなことややりたいことをノートに書き出してみるというもの一つです。
仕事や家事に追われている方でも、できる範囲の中で楽しみを見つけるクセをつけてみましょう。
書く事でそれが実現したり達成できたりしていることもあります。まずは小さなステップから初めてみましょう。
2.子どもをよく観察して肯定
子どもを良く観察していると、その子の得意なことや努力していることや頑張っていることが見えてきます。
大切なことは結果よりも頑張っている過程を褒める・肯定することです。
出来なかったこどができた、失敗してもめげなかった、失敗したら別の方法を考えたなど、努力したり工夫したりした過程を褒め・肯定し、子どもの小さな成長を子どもと一緒に喜んであげましょう。
それをすることで子どもは「きちんとみてくれている」と感じ自己肯定感を持つことができます。
また、注意したいことは、子どもが元々できることや偶然できたことは褒めないということです。
元々できることや偶然できたことを褒めすぎると自惚れにつながります。
3.他の子どもと比べない
子どもが一番嫌がることが“他人と比べられること”です。
つい他の子ができてしまうと「◯◯ちゃんはできていたよ」などと言ってしまいがちですが、大切なことは他人は他人ということです。
大切なことは周りにいる親や保育士自身も「あの人はできているのに私はできない」と考えてしまうことをやめることです。
周りにいる大人も他人は他人と考えるクセをつけましょう。
昨日の自分の比べ今日の自分がよくできていたなら自分を褒めてあげましょう。
他人に意識が向かっている場合は、その意識をシャットダウンし、自分へ意識を向けましょう。
大切なのは、子どもの周りの大人も“他人に期待するのではなく、自分に期待する”ことです。
4.12歳くらいまでに自己肯定する癖をつける
子どもに自信をつけさせる「自信ぐせ」は小学校を卒業するまでにつけることが良いとされています。
特に12歳くらいまでは、褒めたり、肯定することを沢山行って下さい。
それが子どもの自己肯定感につながります。12歳というのは、反抗期前のおおよその年齢です。
反抗期前であればまわりの大人の言う事を聞きますが、反抗期後は難しい為、反抗期前の段階で自分の意識の中で自己肯定感する癖をつけ、それを習慣づけさせることが大切です。
まとめ
自信ぐせは一日でつくものではなく、日々の積み重ねです。
子どもに自信をつけさせたいにならば、まずは子どもの周りにいる大人が自分に「自信グセ」をつけることが大切です。
それが子どもに伝染し子どもは「正しい自信」をつけることができます。
また、自信グセをつける過程で頑張りすぎてしまう場合がありますが、疲労につながらない無理のない範囲で習慣づけをしていきましょう。
親子や保育士と一緒に色々なことに積極的に取り組み、失敗しても前向きに何でも取り組むことのできる「自信を持った子ども」に育てていきましょう。