私は保育士として、区立・私立の認可保育園での勤務経験を持ち、認可外保育園を7年間運営者しておりました。
現在は子育てをしながら保育士の相談を受けたり、サイトの運営をしています。
保育士現役中は特に、自分も含め周りの保育士の人間関係の悩みや仕事の悩みに日々向き合っていました。
保育士の悩みに寄り添い、保育士が気持ちよく働き、さらに活躍できるようサポートを行っております。
保育士に憧れてせっかく取った資格を、悩みで無駄にしない為に、今いる環境を変えてみるのも一つです。
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毎年の指導計画案、悩んでしまう保育士さんは多いのではないでしょうか。
この記事では、月齢に合わせたの年間指導計画の文例などをご紹介します。是非参考にしてみてくださいね!
保育目標
安心できる保育者との関係の中で自立心を育む
Ⅰ期(4月〜5月)
子どもの姿
○午睡をしたり短時間しか眠れなかったりすることもあるが、少しずつ個々のペースで保育者に見守られながら安心して過ごす。
ねらい
○個々のリズムのに合わせた生活環境の中で快適にすごし、保育者との信頼関係を築いていけるようにする
養護
○一人ひとりの発達や月例に合わせ、一対一で対応するなど、安心して楽しく過ごせるように工夫する。
教育
○自分の好きな遊具を見つけたり、気に入った玩具を見つけて保育者や友達と係わりながら自分の遊びを楽しむ。
○保育者の簡単な言葉を理解する
○曲に合わせて自由な動きを楽しんだり、保育者の様子を見て、模倣しようとする
○玩具を口に入れる・振る・つかむなどして興味を持ち、遊びを楽しむ
環境構成と保育者の援助
○行動範囲が広がり、思うように動きたい子どもの気持ちを大切にしながら見守り、危険がないように十分に目を配り、安全に遊べるようにする
○個々の情緒や生活リズムを把握し、家庭との連携を密にしながら、安心して快適に過ごせるようにする
○戸外へ出たり、好きな遊びを見つけたりできるようにする
食育
○こぼしながらも、励まされながらスプーンや手づかみで食べようとする意欲を育てる
健康・安全
○保育者・家庭との連携を常にし、一人ひとりの健康状態を把握し、安全な環境を整える
保護者等への支援
○個々の健康・発達状態・生活環境などを把握し、園での生活の様子を伝え、保護者との信頼関係を築いていく
行事
誕生会、身体測定、
保育士の自己評価
Ⅰ期(4月〜5月)の自己評価を記入
Ⅱ期(6月〜8月)
子どもの姿
○水遊びをするなかで、水を怖がる子どももいれば、顔にかかっても嫌がらずに楽しむ子どももいる
○暑さから水分を多く取ったり食欲が落ちたりして、体調を崩す子がいる
ねらい
○水・砂・土・紙・粘土などさまざまな素材にふれたり、戸外あそびを通じて自然にふれながら存分に遊ぶ
養護
○言葉で表現できないため、喜びもいやな気持ちも身体を使って表現しようとする。
○着脱や排泄などの生活に少しずつ興味を持ち、誉められることでより意欲的に取り組めるようになる
教育
○簡単な手遊びや歌をまね、音楽に合わせて楽しみながら体を動かす
○ちぎる・丸めるなど、指先を使い感覚を十分に楽しむ
○保育者や友達の言葉に興味を持ち、まねたり言葉を発することを楽しんだりする
環境構成と保育者の援助
○体調に十分注意しながら、夏の遊びをのびのびと安全に楽しめるようにする
○子どもの気持ちを大切にし、共感しながら心身の発達を促してく
○子どもが集中して遊んでいるときは、見守って待つようにする
食育
○咀嚼を促し、子どもが自分から食べようをする気持ちを大切にできるようにする
○「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶ができるようにする
健康・安全
○夏の暑さに留意し、快適に生活できるようにする
保護者等への支援
○暑さで疲れやすくなる時期なので、健康に過ごせるよう、食事・睡眠・体調などについて連絡を取り合っていく
行事
誕生会、身体測定、プールあそび、七夕
保育士の自己評価
Ⅱ期(6月〜8月)の自己評価を記入
Ⅲ期(9月〜12月)
子どもの姿
○友だちとのかかわりが増え、自己主張をしたりけんかも多くなる
ねらい
○ひとり遊びを十分に楽しみながら、次第に友だちと一緒にいること、一緒に遊ぶことの喜びを感じ対人関係を広げていく
養護
○何事も自分でやりたいという意欲・欲求が出てきて援助されるのを嫌がり、一人でしようとする
教育
○行動範囲が広がり、歩く・走る・登るなど全身を使った遊びを十分に楽しむ
○異年齢児や保育者が楽しんでリズムをとったりするのを見て、一緒に身体を動かす
○けんかなどの友達とのかかわりのなか、保育者の仲立ちで相手の存在を少しずつ意識していく
○保育者や友だちと、言葉のやり取りが少しずつ楽しめるようになってきて、遊びに誘ったり、慰めたりなどのかかわりが持てるようになる
環境構成と保育者の援助
○一人ひとりの意欲や楽しむ様子を大切にし、一緒に参加することで、共感したり気持ちを受け止めていく
○個々の発達に合わせた援助を心がけ、見守って待つようにする
○探索活動が十分にできるように、安全な環境や活動の状況、子どもの関わりなど十分に注意を払い事故防止に努める
食育
○楽しい雰囲気の中で食事のマナーを知り、自分で食べようとする意欲を育てる
○さまざまな食べ物(食材)を食べる楽しさを味わえるようにする
健康・安全
○安全に戸外活動を行いながら、いろいろな乗り物に興味を持つ
保護者等への支援
○保育園での様子や出来事を伝えたり、成長を喜び、共有し合い、保護者が自信を持って子育てできるようにする
行事
誕生会、身体測定、敬老会、クリスマス会
保育士の自己評価
Ⅲ期(9月〜12月)の自己評価を記入
Ⅳ期(1月〜3月)
子どもの姿
○様々な遊びの中で十分に体を動かす心地よさや楽しさを感じ、存分に遊ぶ
○友だちと笑いあったり、同じ遊びを一緒にしたりする
ねらい
○身の回りのことを自分でしようとする自立心が芽生える 保育者や友だちとの簡単な会話をしながら、ごっこ遊びや見立て遊びを楽しむ
養護
○冬の健康・保健面に留意し、感染症の予防に努める
○一人ひとりの生活のリズムを把握し、一日の生活の流れを見通し、静と動のバランスをとる
教育
○「これは?」「なに?」といろいろなものに興味を持って尋ねたり、保育者が話す言葉をオウム返しする
○寒い日でも体調を見ながら戸外へ出かけ、冬の自然現象や不思議に気づいたり触れ自由に遊ぶ
○幼児教育の教材にふれ自由に遊ぶ
環境構成と援助
○子どもの仲立ちをしながら、生活習慣・遊び・かかわりがうまくいくように配慮し見守る
○子どもの言葉や気持ちに常に耳を傾けて受け止め、発達を促す
○子どもの自我の育ちを見守り、自分でやる気持ちを大切にし、さりげなく手を貸し、基本的な生活習慣の自立を促していく
食育
○誉められながら、自分から苦手な食べ物にも少しずつ挑戦できるようにする
○汚れた口や手を自分で拭けるよう促す
健康・安全
○子ども、自分でやりたいという気持ちを大切にし、安全に配慮しながら意欲的に生活できるようにする
保護者等への支援
○子どもの成長段階に合わせた配慮ができるように連絡を密に取り合い、家庭と園で同じ対応ができるようにしていく
行事
誕生会、身体測定、豆まき、ひなまつり
保育士の自己評価
Ⅳ期(1月〜3月の自己評価を記入
まとめ
いかがでしたか? 園の環境やクラスの雰囲気は個々に違います。
自園やクラスに合わせ、カスタマイズして下さいね。