やめさせたい!0・1歳によくある叫び癖(奇声)の原因と対応方法

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こんにちは!

「すてきな保育士の仕事」を運営しておりますHIROKOです。

私は保育士として、区立・私立の認可保育園での勤務経験を持ち、認可外保育園を7年間運営者しておりました。

現在は子育てをしながら保育士の相談を受けたり、サイトの運営をしています。

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「キャー!」と走っている時、イヤイヤをする時、友達と一緒に遊んでいる時、どうしてこんなにいつも奇声を発するの? 

保育士でも時には「もう!静かにして!」と思わず声に出してしまいそうになる奇声。

親御さんだけでなく保育士も悩む奇声についての原因と対処法を学んでいきたいと思います。

「キャー!」の奇声の原因

食事時でも遊んでいても「キャー!」と奇声を上げる子ども。

家庭のしつけが悪いから?考える方も多いようです。しかし、この奇声は子どもの発達の過程の一つです。

奇声はよく声を出すようになる0歳の後半くらいから、2、3歳まで続いたりするために悩んでしまう方も少なくありません。

奇声も月齢によって原因が違う為、原因をしっかり見極め、発達過程の一つととらえ長い目で見守ることが大切です。

0~1歳の奇声の原因と対処法

 

要求がうまくつたわらずに奇声を出す

こうしてほしい!ああして欲しい!という事をまだ言葉にできない為に叫び、奇声となることがあります。

●対処法

要求を感じた場合は、言葉にできない子どもの気持ちを代弁してあげましょう。

代弁することで子どもは理解してもらえたと感じ、気持ちを落ち着かせることができます。

一方で、奇声を上げることをクセにしない為に早い段階で奇声をあげることはよくないことも認識させる事も大切です。

口に人差し指を当て「しー」と大きな声を出してはいけないことを示すことも大切です。

泣いているうちに奇声に変わる

痛い・眠い・疲れたなどの欲求がある時に泣いているうちに激しくなり、奇声に変わる場合もあります。

夕方のたそがれ泣きなどは不安や疲れなどの不快感から奇声となる場合もあります。

●対処法

特に0歳児については生活リズムも定まっていない場合が多く、睡眠が十分でない場合にストレスから奇声を発することもあります。

月齢が小さい頃は特に睡眠が十分できるよう生活リズムを整える環境作りが大切です。

また、夕方の暗くなる雰囲気を作らないよう電気をつけおもちゃや絵本で安心でき楽しい雰囲気を作るのも良いです。

気分が高揚して奇声を上げてしまう

0歳児の半ばくらいになると自分の声が出ている事を理解しはじめ、声を出す事が楽しくなります。

その延長線として奇声をあげることもあります。

1歳児位になると友達と遊んでいたり体を動かす事など楽しいことで気分が高揚し奇声をあげることがあります。

保育園では友達と走りまわったり、じゃれあったりしながら奇声をあげる姿は良くみかける光景です。

●対処法

0歳児の頃は口に人差し指を立て「シー」と大声をあげてはいけないということを繰り返し教えていきます。

1歳児になっても基本は同じですが、それに加え言葉でも注意をしていきます。

0歳、1歳はすぐに理解することが難しい為、今日注意して明日奇声が治るわけではありません。

長期的な目線で繰り返し伝えて行くことが大切です。

戸惑いや不安の気持ちが声に出る

0歳や1歳では知らない人や知らない場所などに特に不安を感じます。

そんな時に大声を出し、精神状態を安定させる為に防衛本能がはたらき奇声を出してしまうということがあります。

●対処法

子どもを安心させる為に、安心できる環境を作り出したり気持ちを代弁し子どもの気持ちを親もわかっていると示す行動や言葉がけをしましょう。

スキンシップを心掛け、遊び慣れているおもちゃで遊ばせることも良いでしょう。

自分に注目してほしいという欲求の表れ

自分に注目してもらいたい、褒めてもらいたいという時に奇声をあげ、周囲の反応を楽しんでいる場合があります。

●対処法

親や保育士がいつも子どものそばにいられるとは限りません。

保育の質は時間ではなく短時間でも集中して子どもと向き合うことです。

親や保育士が子どもから離れなければいけない場合には離れる理由を伝えましょう。

「今から◯◯するから待っててね」「今から◯◯するからひとりで遊んでてね」などとしっかり顔を見て目を合わせ声掛けし、伝えます。

できた場合にはしっかり褒めてあげましょう。

奇声は発達障害?

奇声を上げる頻度が多い場合に特に経験の少ない保育士は不安になる方も少なくないかと思います。

もしかして発達障害?と頭をよぎりがちです。しかし、0歳1歳の時期の子どもの奇声はよくあることです。

3歳を過ぎるまでは、発達障害かどうかは判断できにくいと言われています。

発達障害かも?と思った場合でも、保育士が断定することはできません。

また、基本的には親が気がつくまで保育園側からは口を出さないと言う事が基本です。

5歳を超えても奇声が減らない場合や保護者が過度に心配する場合には専門機関や医療機関への相談を促しましょう。

親から相談があった場合に初めて、医療機関など専門機関への相談を促しましょう。

まとめ

いかがでしたか?毎日の保育の中で、奇声は悩みの一つですよね。

言葉で表現が難しい月齢という事もある為、原因と対処法を勉強しながらひとり一人の発達に合わせ、長い目で見守りましょう。

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