私は保育士として、区立・私立の認可保育園での勤務経験を持ち、認可外保育園を7年間運営者しておりました。
現在は子育てをしながら保育士の相談を受けたり、サイトの運営をしています。
今の勤務先が辛い・・と感じているあなた、
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子どもと毎日楽しく遊んで、笑って・・・憧れていた念願の保育士になったものの、
子どもの扱いがわからない・・何もできない自分の嫌気がさす毎日。
職場の人間関係の築き方もいまいちわからい・・。
しかし、今輝いて見える先輩保育士も悩みいっぱいの新人を経て今があります。
悩みなくベテラン保育士になったわけではありません。
一つ一つの悩みを解決する方法を見ながら、一緒に解決していきましょう。
悩みランキング
子どもが親しんでくれない(子どもの扱いがわからない)
20歳 保育士
専門学校を出て晴れて就職1年目の新人です。
早速子どもと遊ぼうと思っていたところ、子どもが自分のところにだけよってきません。
自分は保育士にむいていないのかな・・と悲しくて泣きたくなりました。
どんな人も学校で頭では学んでいるものの、実際に現場で仕事をすると自分のできなさに直面するのは当たり前です。
子どもを喜ばせたいのに、子どもが自分のところにきてくれない!というお悩みは皆が感じるようです。
◆解決法
先輩保育士のまねをして、子どものあやし方や関わり方を学ぼう!
子ども達は楽しい先生、優しい先生が大好きです。子どものあやし方が上手な先生や子どもを喜ばす先生、いつも抱っこしてくれたりスキンシップをしてくれる先生が大好きです。
具体的な子どものあやし方、喜ばせ方、スキンシップや声掛けの仕方は周りの先輩保育士をどんどんまねしましょう。
先輩保育士の方法をまねすることは先輩保育士を立てることにもつながり、先輩保育士と良好な関係が築けること間違いなしです。
職場の人間関係
【お悩み】21歳 保育士
仕事でミスをしたことがきっかけで先輩保育士がそこから冷たくなったように感じます。
一緒に休憩をするときもどうしていいかわからず休憩が苦痛です。
その先輩保育士と中の良い保育士も自分に冷たくなったように感じ、園の保育士とコミュニケーションするのが怖くなってしまいました。
保育の仕事は好きだけれど人間関係が面倒に感じてしまいます。
新人では特に、新人でなくとも仕事でミスを全くしない人はいないでしょう。
仕事ではミスを少なくすることはもちろんですが、ミスをした後の対応が最も大切です。
それに加え日頃の自分の生活態度やコミュニケーションの基本も改めて見直してみましょう。
◆対応策
●笑顔であいさつをする
挨拶はコミュニケーションの基本です。
挨拶から全てが始まります。どんなに落ち込んでいても笑顔で挨拶をすることを心掛けましょう。
笑顔は相手の心も開きます。
仕事の基本「報(報告)・連(連絡)・相(相談)」をしっかり行う
コミュニケーションが下手と思っている人も、雑談が苦手と思っている人も、仕事中の報(報告)・連(連絡)・相(相談)をしっかり、こまめに行う事が大切です。
これを行うことで信頼感がグッと増します。
●自分から話しかけてみる
自分がしてしまったミスでも、相手の先輩も自分が言い過ぎたかな?と考え落ち込んでいるかもしれません。
新人だからと言って受け身になるのではなく、新人だからこそ質問をして様々なことを「学ぶ」姿勢を持ちましょう。
仕事の相談のつもりで話しかけてもかまいません。
自分から積極的な姿勢を作る事がコミュニケーションを円滑にするきっかけになります。
●園内で話せる人を作る
職場で友達を作る必要はありません。しかしある程度話せる人を作る事は大事です。
仕事の悩みを相談したりちょっとしたことを話したりできるだけでストレスは軽減されます。
●大きな悩みは上司や園長に相談する
これまで努力してきたけれど改善されない悩みや自分の手には負えない悩みなどがあった場合は上司や園長に相談する事も大切です。
上司や園長に相談することでするりと解決する事もたくさんあります。
上司や園長は自分以上に様々な経験している人生の先輩でもあり、大きなヒントをくれる場合もあります。
また、他の人に迷惑をかけまいと自分のミスを自分でカバーしようと頑張っていてもカバーできない事があります。
実はそれは保育園として解決しなければいけない事だったりもします。
園内に同じ悩みを抱えている人もいるかもしれません。
園の仕組みの問題であることもありますので、ぜひ上司や園長を頼ってみてください。
保護者との接し方がわからない
【お悩み】22歳 保育士
子どもの扱いは慣れましたが、保護者との会話になかなか慣れることができません。
いつも緊張してしまうので、何かコツがあれば教えて下さい。
◆解決策
●保護者は一緒に保育をする同志!協力して子育てしているという意識を持つ
保護者をお客様ととらえてしまう保育士も多いと聞きます。
特に私立園や認可外だとその傾向が強くなるようです。
今回は保護者とのコミュニケーションを上手にとる為のポイントをまとめてみました。
●笑顔であいさつをする
挨拶はコミュニケーションの基本です。挨拶から全てが始まります。
どんなに落ち込んでいても笑顔で挨拶をすることを心掛けましょう。笑顔は相手の心も開きます。
●保育園での様子を伝える
「変わりありません」と言って返されることは保護者は意としないと言われています。
保護者は今日どんな風に過ごしたかを知りたがっています。
一日の子どもの様子を思い浮かべ短い言葉でも良いので伝える努力をしましょう。
●積極的に会話をする
子どもの家庭での様子を聞く事は保育士としても大切です。
連絡帳に書いてあった家庭での出来事や、時にはたわいのない話をしても良いですね。
また、慣れてきたら子どもの様子だけれはなく保護者の様子をうかがっても良いかもしれません。
例えば風邪をこじらせている保護者がいれば「風邪の具合はいかがですか」などと気遣う言葉をかけても良いかもしれません。
保育士の仕事が適職かわからなくなってきた
【お悩み】25歳 保育士
学校を卒業して保育士3年目になります。
自分より新人が器用にリトミックをやっていたり、先輩保育士のように保護者に相談をされることも少なく感じます。
また、ミスをしたり自分の前でケガが起きたりすると自分は保育士に向いていないのではないかと思ってしまいます。
輝いている後輩を見たり、先輩までのスキルがないと感じたりする時、自分だけが輝いていないのだと思い込んでしまうことは誰にでもあります。
しかし、あなたにしかないものやあなたにしかできないことは必ずあります。
まずは日頃の仕事への取組みと自分の気持ちを見つめ直してみることが大切です。
●なぜ保育士になりたかったかを改めて書き出してみる
あなたはどんな保育士になりたいと思っていましたか?再度その時の気持ちを書き出してみましょう。
・何がきっかけで保育士になりたかったか
・どんな保育士になりたかったか
どんなところが自分にあっていないかを書き出してみる
●理想とする保育士を目指す中で今の環境と今の自分を見つめ直してみる
・どんなところが自分にあっていないか
・自分はどうしたいか
まず文字で見える化してみることが大切です。
●小さな目標をクリアし成功体験を積み重ねる
人は大きな目標にはすぐにたどりつけません。
小さな目標を積み重ねることで大きな目標にたどり着くことができます。
今日できること、明日することを一つ一つクリアしていきましょう。
まとめ
私が上司や経営者の立場になり、保育士をまとめてきた経験から言える事は、自分を含め全てのことがができる完璧な保育士はいないということです。
ですが、人には誰にでも他の人にはできない特別な才能があると感じてきました。
例えば、歌が上手な先生、ピアノが上手な先生、製作が上手な先生、子どもをあやすのが上手な先生、連絡帳を書くのが上手な先生、言葉がけが上手な先生、保護者対応が上手な先生、書類の作成が速い早い先生、写真を取るのが上手な先生など、それぞれが誰にも負けないものを持っていました。
人と比べると自分はできないと落ち込んでしまいます。
例えばリトミックが上手な先生を見て、自分はリトミックができない・・・と落ち込みますが、しかし、その先生は自分が得意な製作が苦手だったりします。
自分の苦手と相手の得意を比べるのは今すぐ辞めましょう。
自分の長所や人よりできる事、好きな事をまず保育の中でもう一度丁寧にやってみることからはじめてみてはいかがでしょうか。
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