あまのじゃく?反対癖(ネガティビズム)のある子どもの対応

保育の引き出し

こんにちは!「すてきな保育士の仕事」を運営しておりますHIROKOです。

私は保育士として、区立・私立の認可保育園での勤務経験を持ち、認可外保育園を7年間運営者しておりました。

現在は子育てをしながら保育士の相談を受けたり、サイトの運営をしています。

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保育士現役中は特に、自分も含め周りの保育士の人間関係の悩みや仕事の悩みに日々向き合っていました。

保育士の悩みに寄り添い、保育士が気持ちよく働き、さらに活躍できるようサポートを行っております。

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今回は、保育士の悩みに多い「反対癖」について一緒に考えていきたいと思います。

1歳半~3歳くらいの子によく見られる、反対のことを言うことを「反対癖」と言います。

例えば「美味しいね」と言ったら「まず~い」、「楽しいね」と言ったら「楽しくない!」と反対のことを答えるのが反対癖です。

保育士はもちろんの事、反対癖に悩んでいる保護者も少なくありません。

「この子はこんなにあまのじゃくな性格なのかしら」「私の育て方がまずかったかしら」と考えてこんでしまう親御さんも少なくありません。

今回はこの反対癖について一緒に考えてみましょう。

そもそも反対癖 (ネガティビズム) とは?

1歳半~3歳くらいになると自我の芽生えで“他人は他人、自分は自分”という意識が芽生えます。

その過程の一つが反対癖です。反対癖はしつけの問題ではなく、健やかな発達過程の一で幼児に見られる普通の現象です。(小児科医 馬場一雄先生著書「子育ての医学」より)

この反対する行動にによって自分の存在を認めさせ、自主自立を宣言しているのです。

反対癖(ネガティビズム)を行う理由とは?

① 反対癖(ネガティビズム)は子どもの成長過程

2歳児前後のイヤイヤ期を含め反対の事を言ったり行ったりすることは、子どもが自分を主張するすこやかな成長の過程の一つです。

周りの大人は“自我の芽生え”ととらえましょう。

 

② 注目してほしい気持ちの表れ

子どもは保育士や母親、自分の周りの大人には自分に注目してほしいものです。

そんな時に起こす行動の一つが反対癖(ネガティビズム)です。

時には皆と反対の事を言ったり、皆がびっくりするようなことを言ったり行ったりすることで自分に周りの興味を引く事をします。

 

3.完璧主義・神経質ぎみな性格

物事をきちんと細かな所までこだわり、少しでも気にいらない所があると主張してしまう性格の場合もあります。

アーティスト気質な子どもはこのような気質が見られる場合があります。

この場合、足りない事や欠けている部分にばかり目がいくことも多いでしょう。

その場合は、周りの大人が起こった事象に対してポジティブな言葉がけをしたり、いい部分の目を向ける事も大切です。

反対癖の子の対応方法

反対癖は成長の過程の一つとわかったことで、具体的に反対癖が出た時の対応の仕方を学びます。

  1. その時の子どもの言葉を受け止める

食べる?と大人が言った言葉に対して「食べない」と子どもが言った場合には、「食べたくないのね」と子どもの言葉を受け止めることが大切です。

その後に「食べる!」と言っても「いいよ。はい、どうぞ」と優しく受け止めます。

大切なのは反対の言葉を言った時に、「そう、食べないならもうあげないよ」などと怒ったり、恐怖心を与えないことです。

怒ることで、逆に反対癖を長引かせる場合があります。

  1. その時に子どもがしたいことをしてあげる

2歳児前後は、行動しながら学習をしている時期です。

例えば、アリがいることに気がつき、そのままずっと観察している子の手を引いて帰ろうとするとものすごく抵抗しますが、本来ならば時間の許す限り子どものしたいことをしたいだけつきあうことで、子どもは満足し子どもの気持ちがより豊かになります。

 

25歳 保育士  

反対癖が気になる子どもがいましたが、3歳2ヶ月~3歳3ヵ月くらいになった時に、気がついたら最近減っているなと感じました。成長の度合いは個人で違いますが、ひとりひとりをゆっくりと見守っていきたいと思います。

まとめ

日本の保育園生活は全員で同じ時間に同じ行動をすることが基本となっている為、個性が育ちにくい環境とも言われています。

反対癖(ネガティビズム)が行われた時でも、その言動を個性ととらえ“皆がしていないから”と、その場で子どもの言動を否定せず、受け止めることが大切です。 

また、反対癖で悩んでいるのは保育士だけでなく、保護者も同じです。

最近ではワンオペ育児や、仕事をしながら育児をされている保護者も多く、時間に追われながら育児をしている方も少なくありません。

時間に追われるなどの理由で、ついつい怒る・叱る事が増えてしまいがちです。

そんな時には、短い時間でも子どものしたいことを思う存分してあげる事で、子どもの心が豊かになり、子どものストレスを減らす事につながります。

子どもの心のゆとりが、結果的に働く保護者や保育士、周りの大人の心のゆとりにもつながります。

時間の許す限り、子どもがしたいことをしてあげましょう。

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