保育園の年間指導計画　4歳児【ねらい・食育・保護者支援など】

毎年の指導計画案、悩んでしまう保育士さんは多いのではないでしょうか。

この記事では、月齢に合わせたの年間指導計画の文例などをご紹介します。是非参考にしてみてくださいね！

保育目標

感情が豊かになる中で、集団行動を通じてさまざまな人間関係を築く

Ⅰ期（４月〜５月）

子どもの姿

○一人ひとりの健康状態・発達状態を保育者が把握し、園児自ら気がつき伝えられるようになる

ねらい

○自分の思いを言葉や動きで表現したりして相手に伝えたり、相手の話に耳を傾けたりする

養護

☆遊具の安全な使い方が分かり安全を考えながらのびのびと遊べる

教育

○自分の名前や文字に興味を持ちあいさつや返事など生活に必要な言葉を使う

○生活・自然の中で、さまざまな音・形・色・重さ・質感などを知り、表現する。

☆自分や友だちが気に入った絵本や紙芝居などを、表現遊びとして楽しむ

環境構成と保育者の援助

○動きが活発になり、行動範囲が広がるので、隅々まで安全に目を配り事故防止に努める

○マナーやルールを遊びの中に取り入れ楽しみながら覚えられるように繰り返し伝えていく

○集団遊びが楽しいと感じられるようにすると共に、一人遊びも安心して楽しめるような環境も整える

食育

○なれない食べ物や、嫌いな食べ物にも挑戦できるように働きかける

健康・安全

○思いやりや助け合う心を身につける

保護者等への支援

○基本的生活が身につくよう、コミュニケーションを密にとり信頼関係を築きながら子どもへの理解を深める

行事

誕生会、身体測定、保護者会

保育士の自己評価

Ⅰ期（4月〜5月）の自己評価を記入

Ⅱ期（６月〜８月）

子どもの姿

○身の回りのことがほとんど自分でできるようになる

ねらい

○食事の仕方やあいさつ、衣類の着脱など園生活に必要な基本的生活習慣を身につける

養護

○身の回りのことなど、自分でできることは、自分でする

教育

○さまざまな場面で順番を守ったり、我慢したり相手の気持ちを考えて行動するようになる

○自分で考えながら好きなように、絵を描いたり・製作をしたりする

○水遊びを楽しみながら、水に顔をつけ数を数えたりして自らの成長を感じる

○して欲しいことや思ったこと、感じたことを言葉にして話す

環境構成と保育者の援助

○一人ひとりの気持ちを感じ取り、子ども自身の感情を尊重しながら接する

○子どもの活動に応じて思いが表現できるように色々な素材・環境を整える

○思い切り遊べるように戸外遊びを充実させて運動機能を高める

○新しい活動への不安を取り除き、安心してのびのびと遊べるように配慮する

食育

○自分が食事ができることに感謝し、身近な人と一緒に食べる楽しさを味わえるようにする

健康・安全

○水遊びを楽しみ、健康増進を図るようにする

保護者等への支援

○暑さで体調を崩しがちになるので、保護者とこまめに連絡を取り合い、子どもの体調を把握する。

行事

誕生会、身体測定、プールあそび、七夕

保育士の自己評価

Ⅱ期（6月〜8月）の自己評価を記入

Ⅲ期（９月〜12月）

子どもの姿

○自分の思いを言葉で伝えながら、相手の思いに気づく

ねらい

○友だちとのつながりを広げ、集団で活動することを楽しみ、遊びの中でルールを守る大切さや我慢を知る

養護

☆運動的な遊びを自らやってみようという気持ちをもつ

教育

○自分のイメージをもち、遊びに必要なものを作ったり、友達と一緒に遊びの場をつくったりする

○異年齢児やお年寄りなどのさまざまな人と関わり、楽しむ

○自然の美しさに感動し、落ち葉など自然を使った遊びを行う

○英語を保育者と一緒に発音したり、ビデオなどを見て異文化にふれる

環境構成と保育者の援助

○子どもなりの表現をほめたり、受け止めたりして、意欲や創造性を育てる

○遊びの中で、友だち同士のやりとりができるよう、気持ちの伝え方に気づけるようにしていく

○友だちと遊ぶ中で、遊びへの思いを共有し遊びが発展できるように、間接的に、全員に向けた言い方などを工夫して声をかけていく

食育

○自分の体に興味をもち、健康であるために必要な食事・バランスを考えられるように促す

健康・安全

○身体の仕組みについて知る

○自分の気持ちを安心して表すことができるようにする

保護者等への支援

○子どもの興味関心を伝え、共に成長を見守れるように話し合い協力し合う

行事

誕生会、身体測定、敬老会、クリスマス会

保育士の自己評価

Ⅲ期（9月〜12月）の自己評価を記入

Ⅳ期（１月〜３月）

子どもの姿

○手洗い・うがい・衣服調整など健康に過ごせるように自ら意識して行う

ねらい

○健康的で安全な環境を作り、一人ひとりの欲求を十分に満たし、情緒の安定した生活ができるようにする

養護

○人から親切にしてもらう心地よさを経験し、人に親切にすることを喜ぶ

☆生活の中で危険なものや箇所を知り、安全に気をつけたり友だちに教えたりする

教育

○自然現象に疑問を持ったり感動し、その気持ちを伝えようとする

○さまざまな活動を通して考えたり・想像したり・共有したり・動いたり・描いたりするなど表現することを楽しむ

○数を数えたり、ひらがなをなぞったり、幼児教育パズルに興味を持ち親しむ

環境構成と保育者の援助

○遊びや生活のなかで、頑張っていることやできるようになったことを認める。

他の子ども知らせることで自信につなげられるようにしたり、他の子どもの子への刺激になれるようにしていく

○一人ひとりの心の変化を見逃さないようにし、一人ひとりが安心して・信頼して・楽しく過ごせるように配慮する

食育

○食材に興味を持ち、料理される前の状態を教える

健康・安全

○一人ひとりの子どもが集団遊びを通して主体として育ち、受け止められ、自分を肯定できるようになる

保護者等への支援

○感染症などの予防法を伝え、できる限り予防できるように伝える

行事

誕生会、身体測定、豆まき、ひなまつり

保育士の自己評価

Ⅳ期（1月〜3月）の自己評価を記入

まとめ

いかがでしたか？園の環境やクラスの雰囲気は個々に違います。自園のクラスに合わせ、カスタマイズして下さいね。