私は保育士として、区立・私立の認可保育園での勤務経験を持ち、認可外保育園を7年間運営者しておりました。
現在は子育てをしながら保育士の相談を受けたり、サイトの運営をしています。
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保育園に預ける保護者は朝から晩まで働いている方がほとんど。
子どもを預かる保育園で働く保育士はいったいどんな働き方をしているの?
他の園では? 運営主体が違うとどう違うの?
と疑問に思う方も少なくないはずです。
今回は保育士の勤務実態についてまとめてみました。
園別にみる保育士の勤務時間
保育園の運営主体によって勤務時間は違うのでしょうか。運営主体別の勤務時間についてまとめてみました。
・公立認可保育園
公立保育園の運営時間は8時~20時くらいまでが目安ですが、園によっては7時15分~19時までの園もあったりと自治体によって開園している時間は様々です。
公立保育園の保育士は地方公務員に属しますので、勤務時間も地方公務員と同じ勤務時間となります。そ
れ以外に勤務する時間は残業となります。
公務員と同じ待遇となる為、保育士の就職先としても人気です。
福利厚生がきちんとしていて有給などもしっかりしているので保育士を目指す場合は公務員試験を受けることもオススメです。
・私立認可保育園
私立の認可保育園の開園時間も公立保育園とほぼ同じです。8時から20時の園が多いです。
運営会社は株式会社・NPO・社会福祉法人などと多様です。園の方針により開園時間も異なります。
・認可外保育園
認可外保育園は運営主体が私立認可保育園と同じように、株式会社やNPO法人など多様です。
行政に認可を得ていない園(認可を目指している園も含める)が無認可保育園となります。
現在は待機児童の問題もあり、保育園が増えています。
認可園になることを目的として実績を作っている園と、自由な保育を行う為にあえて無認可を選択する園と2パターンあります。
自分の働く園がどちらなのかは園に確認すると良いでしょう。
認可外保育園は8時~20時位の間に開園している園がほとんどですが、保護者のニーズに合わせることを目的として、21くらいまで開いている保育園や24時間保育を行う園もあります。
保育士の実働時間とシフト
各保育園の勤務時間がわかりましたが、それでは実際の勤務実態はどうかまとめてみました。
東京都保育士実態調査によると
一日の平均勤務時間は9時間以上
となることがわかっています。
・保育士正社員の実働時間と残業時間は?
公立認可保育園の一日の勤務時間が8時間勤務だとすると、毎日約1時間、月間で約20時間の残業という実態がわかります。
一日7時間勤務の保育士であれば月40時間程残業をしているということがわかります。
残業代の計算方法
残業代の計算方法は法律で決まっています。
●週40時間、1日8時間を超えたら、時給の25%増
例:)時給1000円の場合で1時間残業した場合の時給は1250円
・月給の場合は自分の時給を算出する
① 月給 - 諸手当
② 一日の所定労働時間(定時)×21日
③ 算出した時給に25%を増す
その他にも残業には様々な種類があります。