私は保育士として、区立・私立の認可保育園での勤務経験を持ち、認可外保育園を7年間運営者しておりました。
現在は子育てをしながら保育士の相談を受けたり、サイトの運営をしています。
その他にも仕事の効率化や保育への価値観が合わないなど
今の勤務先が辛い・・と感じているあなた、
他の園の状況を知る事で自分の立ち位置を知ることができます。
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転職活動で最も気をつけたい“面接”。履歴書が通っても面接の態度で落とされてしまうことは数多くあります。
前向きな意思をきちんと言葉にする練習や、自分のマイナス面をプラス部分として言葉にする練習をしましょう。
また、現在働いている職場に迷惑をかけることなく円満退社し、新しい職場で気持ちよく働く準備を始めましょう。
保育士の転職理由ベスト3
職場の人間関係
保育士の職場といえばほとんどが女性です。
男性保育士がいる職場であれば緩和されることもありますが、女性独特のコミュニケーションや対応が嫌で職場を変えたいと思う声も多く聞きます。
ほんのちょっとのことでもコソコソと言われたり、中にはお局様のような立場の先生に嫌われて職場にいられないという悩みの方もいるようです。
同僚や上司への相談後、解決できない所までくる場合は転職を決意することも一つです。
園や上司と保育方針が合わない
保育園といえば小さな子ども達を預かる場所。子ども達の事を一番に考えて保育できる職場に恵まれればとても素晴らしいことです。
しかし残念ながら子ども達をないがしろにしたり、子どもの扱いに疑問を感じる職場もあるようです。
保育指針について話し合っても改善されず、また口出しができないような職場でこれ以上働くことができないと感じた場合は転職を考える人が多いようです。
収入が低い
最近では保育士の待遇も改善傾向にありますが、中には基本給が10万円いくかいかないかの中でサービス残業も一日に朝・晩で5時間くらいあるといった職場もあるようです。
最近では国の方針としても働き方改革や保育士の処遇改善が図られています。
国の補助が職場にも与えられているはずですが、なかなか自分の給与に反映されないという場合は、職員面談や園の運営者と話をしてみても良いでしょう。
それでも難しい場合は転職を考えることも一つです。
現在は国の政策で保育士の給与には待遇改善策が取られているのでその情報収集も積極的に行うようにしましょう。
保育士の処遇改善例(2015年4月以降)
●2015年4月に行われた給与3%のベースアップ
「子ども・子育て支援新制度」の一つにより保育士の給与が平均3%上昇しました。
給与が月額20万円の場合、月額6000円のベースアップとなります。
●2017年4月から全保育士の給与が2%アップ
2014年度の公務員給与の見直しに準拠し、2015年の3%アップに加え、2017年4月から保育士給与が平均2%改善されています。
給与が月額20万円の場合、月額4000円のベースアップとなります。
●キャリアアップ補助(2017年より)
「副主任保育士」「専門リーダー」「職務分野別リーダー」という新たな職が新設され、そこにキャリアアップした場合には処遇改善を行うという内容です。
これは正社員や派遣など雇用関係は関係なくキャリアアップ研修を受講した際に取得することができます。具体的な金額は
「副主任保育士」「専門リーダー」→月額4万円
「職務分野別リーダー」月額5千円
となります。
その他自治体独自の取り組みもあります
例:)
●東京都:独自に4.4万円の給与上乗せ、複数の区で借り上げ宿舎の家賃補助制度の導入。
●神奈川県横浜市:職員処遇改善費を導入。
●千葉県松戸市:保育士になる為に就学資金援助、新卒保育士向けに家賃補助制度・就職準備金の貸付制度、給与上乗せ支給の実施。
●千葉県船橋市:家賃補助制度、就学資金貸付制度、月額給与と期末手当の導入。
●大阪府:未就学児を持つ保育士に1年間保育料を一部貸付、潜在保育士の就職支援に40万円を貸付。いずれも大阪市内の保育施設で2年間働くと変換免除となる。
勤務先への退職理由の伝え方
きちんと自分の気持ちをまとめ、しっかり退職理由を伝えることが大切です。
退職理由がしっかり伝わらない場合、退職を引き留められたり会話が伸びてしまう場合があります。
退職の意志を簡潔にまとめしっかり伝えることが大切です。
転職理由を伝える際の注意点
・「◯◯さんと仕事がするのが辛いのでやめます」
・「保育士に向いていないと思いました」
などネガティブな要素はなるべく言わないことが大切です。
理由の事例は相手が仕方ないと納得できるものを準備
●健康上の理由(体調不良、持病の悪化)
●家庭の事情(結婚、妊活、介護、配偶者の転勤)
●自分がやりたいことがある
こちらはあくまでも理由の一例です。現在の自分の状況とあまりかけ離れすぎても納得されない話になってしまいます。きちんと考え職場に伝えましょう。
面接で聞かれる転職理由の伝え方
前向きな転職理由が好感を持たれます。例えば、
「前の職場ではあまり行っていませんでしたが、御社で豊富に行っているリトミックを特技のピアノを活かし行いたいと思います」
「前の職場では英語は使用していませんでしたが、英語での保育を行っている御社で特技である英語を活かして保育を行いたいと思いました」
など前向きな言葉で伝えましょう。
転職に最適な時期とは?
保育園は4月から始まり3月で一区切りとなります。
退職に一番適した時期は3月、入社に一番適した時期は4月となります。難しい場合は5月入社や9月入社。退職は8月など、区切りがつきやすい時期にしましょう。
職場に伝える時期としては6月や11月など比較的行事の少ない時期にしましょう。
退職を申し出ることで、新しい保育士を募集しなければなりません。入社までには時間が必要ですのでくれぐれも急に園を辞めることはNGです。
成功につなげる面接対策
まずは、一般の就職活動のマナーとなる挨拶・服装・化粧・自己紹介など面接の基本をまとめておきましょう。
また、時間を見つけて転職先のホームページを確認し情報収集をおこなったり、保育士の処遇改善の動向などの情報収集も行えるとよりよい転職ができるます。
次に働く職場の見学は必ず行うようにしましょう。現場で働くイメージができれば尚よいです。
まとめ
いかがでしたか? 転職というとあまりしてはいけない、いけないことと思う方もいるかもしれませんが、自分が輝く場所を探す行動でもあります。
プライベートを充実させられる、自分の特技がしっかり活かせるなど自分が活き活きでき、長く働く事のできる職場としっかり見極めましょう。