保育士辞めたい・・保育士の仕事が向いていないと感じる時の対処法

保育士の悩み

HIROKO
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こんにちは!

「すてきな保育士の仕事」を運営しておりますHIROKOです。

私は保育士として、区立・私立の認可保育園での勤務経験を持ち、認可外保育園を7年間運営者しておりました。

現在は子育てをしながら保育士の相談を受けたり、サイトの運営をしています。

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“いつも優しい”、“いつも笑顔で子どもと遊んでいる”といったイメージを持たれていることが多い保育士。

しかし、保育士の仕事は毎日全力でたくさんの子どと向き合う体力的にも大変な仕事です。

そして子どもの命を預かる職業ですから危機管理にも手を抜けず精神的にもキツイと感じる人も少なくないようです。

保育士自身も保育士になる前となった後では理想と現実の差を感じてしまう人も多いのではないでしょうか。

保育士になってはみたものの自分は向いていない・・と感じる方も少なくありません。

今回はそんな時の対処法をご紹介します。

自分だけができる保育があり、世界で唯一の素敵な保育士と思えること間違いありません。

保育士に向いている人とは

いつもにこにこ、優しい先生のイメージがある保育士。

しかし現実は、一日中子どもをだっこしたり、子どもをしっかり叱らなければいけないこともある体力的にも精神的にもタフさが求められる仕事です。

保育士に向いている人とはどんな人なのか考えてみましょう。

子どもが好き

保育士として一番必要なことは何よりも「子どもが好き」と思う気持ちです。

これがあればすべて乗り切れるかもしれないと思ってしまうくらい大切なことです。

子どもはただにこにこしているだけではなく、いけないことをしたりふざけたり危ない事をしたりもします。

また、泣いていることが多かったり、ふさぎ込んだりする子どもなど色々な性格の子どもがます。

それを理解し、しっかり叱ったり温かく見守ったりする役割が求められます。

責任感がある

子どもを預かる施設とは、子どもの命を預かる立場でもあります。

保護者に変わり大切にケガをさせないように危機管理に努めたり、安全対策を行うのが保育士の仕事です。

体力があり自己管理ができる

一日中子どもを抱っこしたり、子ども達と体を使って全力で遊んだりと保育士の仕事は体力を使う仕事です。

子どもや保護者に風邪をうつせないという立場でもある為、身体の自己管理が大切です。

自分の身体を理解し、体力をつけたり体調管理ができる人が求められます。

我慢強く、穏やかな性格

子どもを預かる保育士の仕事は、保育士・子ども・保護者など人と人とが関わる場所です。

子どもが泣いて叩いてきたり、女性が多い職場の中で同僚から嫌味を言われたり、保護者からのクレームなどにも対応しなければなりません。

反省することは大切ですが、子どもの前で毎回毎回落ち込んではいられません。

打たれ強く、ポジティブで、大変な時にも周りにあたることのない穏やかな性格が求められます。

豊かな感受性を持っている

子どもは毎日キラキラした目で様々な発見をします。

子どもの目線に立ち一緒に感動したり新しい発見したり、小さなことにも反応したりと感受性が豊かであることは保育士としてとても大切です。

保育士に向いていないと感じるときと対処法

保育士に向いている人をみてきましたが、保育士全てが全項目に当てはまっているわけではありません。

この分野は得意だけどこの分野は苦手と言う人も少なくないと思います。

保育士に向いていないかも・・と思った時には考え方を変えてみたり今までと同じ行動を少し変えることで解決できることもあります。

保育士に向いていないと感じてしまう時とその時の対処法についてご紹介します。

子どもが苦手だと感じたとき

他の保育士が保育をすると泣かないのに、自分が保育をすると子どもが泣いてしまう・・・。

他の保育士の言う事は聞くのに自分の言う事は聞いてくれない・・・。という経験はありませんか?

子どもに嫌われているのかも・・と感じてしまうと、自分も子どもと距離を置いてしまったり・・。

子どもが好きだったはずなのに、保育が苦手でどんどん悪循環に陥ってしまうことがあります。

◆対処法

子どもが苦手かもと悩んだら、先輩保育士に相談したり、本を読んだりするのもおすすめです。

子どもがどんなことが好きでどんなことが嫌いで、どんなことに興味を持ってどんなことに泣いてしまうのかを研究しましょう。

自分が保育している子どもを観察するのも大事です。

その子がどんなことで泣いてしまってどんな時に喜ぶのか、先輩保育士にその子の特徴を聞いてみるのも良い方法です。

子どもを叱ってばかりと感じたとき

言ったことをしてくれない時や自分の思いが伝わらない時、つい強く叱ってしまうことがるかと思います。

そんな時に後で「あの時、言い過ぎたかな」「あの時、自分に余裕がなかったかな」と自己嫌悪に陥り、保育士に向いていないと感じてしまうようです。

◆対応方法

叱りすぎてしまったかなと思って時は、素直に子どもに「さっきは言い過ぎてごめんね」などと謝りましょう。

言葉がけのあとには子どもを抱きしめることもしてください。

そうする事で子どもも保育士の気持ちを理解し安心します。その後に叱らなかったいけなった原因を話しましょう。

「◯◯ちゃんがこれをすると危ないから叱ってしまったんだよ」と伝えることで、子どもは先生がむやみに叱ったのではないと理解してくれます。

怒りをコントロールできる「アンガ―マネジメント」

“怒り”は6秒を過ぎると治まると言います。

怒りをコントロールすることで、突発的に沸いてしまう“怒り”の感情を抑え、冷静に叱ることができます。

怒りをコントロールする方法「アンガ―マネジメント」という方法があります。アンガ―マネジメントについては最近では本やセミナーなどで、学ぶ方法もたくさん出てきているのでオススメです。

 

仕事でミスやクレームが続いたとき

仕事にミスはつきものです。ミスをしない人はいません。

しかし、子どものケガや事故、保護者からのクレームなどは落ち込む保育士も少なくありません。

◆対処方法

仕事でのミスや失敗には必ず原因があります。

例えば子どものケガや事故には、環境設定や人の配置・時間配分などがしっかりできていたかを確認する必要があります。

保護者のクレームについても、それがどうして起きてしまったかしっかり原因を追究しましょう。

原因を追究することで、今後繰り返さずに済むことができます。

仕事のミスやクレームは他の先生と共有することも大切です。

気持ちを共有できたり、自分の考えにはない良いアドバイスをもらえるかもしれません。

また、落ち込んだり気持ちを引きずってしまう時には趣味な好きな事をして気持ちを切り替えることも大切です。

体力に自信がないと感じたとき

毎日子どもと全力で向き合う保育士の仕事。

女性が多い職場なので重い物を持ったりすることも男性に頼れない場面も多くあります。

毎日疲れを感じやすくなってしまったり、風邪をひきやすかったりすると保育士として自信をなくしてしまうこともあります。

◆対処法

疲れがたまりやすい、風邪を引きやすいという場合は生活習慣を見直してみることも一つです。

食事・睡眠・適度な運動など生活の基本はどうなっているでしょうか。

また、やる気が起きないなど精神的に疲れていると感じる場合は、リラックスする時間を持つのも大切なことです。

好きな事や趣味などに没頭する時間を作り心を元気にすることも大切なことです。

保育士自身の心と身体が元気なことが質の高い保育をすることに繋がります。

人間関係が苦手だと感じたとき

保育士は“子どもの保育”だけでなく、保護者対応や保育士同士のコミュニケーションなど人と関わることが多い仕事です。

発表会など人前に出る機会も少なくありません。

子どもと遊ぶことは楽しいけれど、保育士同士や保護者とのコミュニケーションや人前に出ることが苦手で疲れてしまい保育士に向いていない考える人も多いようです。

◆対処方法

コミュニケーションの得意・不得意は状況や相手などによって起きたり、誰にでもあることです。

子どもとは楽しいけれど大人とコミュニケーションするのは苦手な保育士もいるとよく聞きます。

発表会などの人前に出る時には、保護者を意識するよりも子どもたちを飽きさせずに会をすすめられるかに集中し役割を進めましょう。

それでもコミュニケーションが苦手な場合は、コミュニケーションの方法を勉強することも一つです。

コミュニケーションにはTPOや人によってコツがあります。

例えば、「伝える力」「雑談力」「発声方法」などたくさんの改善策があります。

それらを勉強しコミュニケーションのコツを掴むのも一つです。

もっと簡単な方法はコミュニケーションが上手な人をマネしてみるということです。

「リアクションが上手」や「質問力がある」などヒントになることをたくさん持っていることがあります。

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ピアノや工作が苦手だと感じたとき

保育と一言でいっても、運動保育、リトミック、歌、手遊び歌、製作など様々です。

絵本の読み聞かせは得意だけど、ピアノや工作は苦手という人もすくなくありません。

◆対処方法

・ピアノ

ピアノが苦手な場合は、最初から無理せずに、右手のみ、左手のみと順番に練習したり、慣れてきたら両手で1~2小説ずる合わせていくなど少しずつ練習するのがオススメです。

ピアノは触れる時間をつくることが大切なのでできるだけ時間をつくりピアノを触り練習をしましょう。

・工作

工作が苦手な場合は、保育雑誌などのデザインを参考にする方法があります。

最近では保育雑誌などをコピーして使うことでスムーズに作ることができます。

苦手な事を好きなことに変えることはできないかもしれないですが、苦手なことを楽にしたり、苦手ではなくしたりすることはできます。

ちょっと考え方を変えてみたり、努力をしたりすることで克服できるので少しずつ実践していきましょう。

まとめ

いかがでしたか? 仕事は楽しいこと嬉しいことばかりではなく、辛い事や悲しい事もたくさん起きます。

保育士に向いていない・・と感じてしまうことも数多くあると思います。

ですが、ピンチと思った時は実はチャンスでもあります。

自分の出方次第でチャンスに変える瞬間であることがあります。

それを乗り越えることで信頼関係をより強固なものにすることもできます。

自分にとっての失敗が後になったらとても大きな財産になることもあります。

その時に勉強したこと・出会った人を大切にし、ピンチを投げ出さずに向き合うことも大切です。

ただ、もう疲れてしまい自分が壊れそうになる場合には少し休んでみたり環境を変えてみることも大切です。

大切なのは、保育士を辞めるのではなく保育士を続ける為に自分を大切にするです。

保育士が自分を大切にすることで自分が輝き、子どもも輝きます。

保育士ひとり一人が子どもにとっては唯一無二の素敵な先生です

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