私は保育士として、区立・私立の認可保育園での勤務経験を持ち、認可外保育園を7年間運営者しておりました。
現在は子育てをしながら保育士の相談を受けたり、サイトの運営をしています。
その他にも仕事の効率化や保育への価値観が合わないなど
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子どもが好きで保育士になったけれど・・・「保育」の仕事は、他の保育士をはじめとして様々な人とのコミュニケーションを必要とする仕事です。
今回は当サイトに寄せられたお悩みについて一緒に考えて行きたいと思います。
お悩み:職場の同僚・保護者とのコミュニケーションが苦手です。
新卒1年目です。子どもは大好きですが、とにかく職場の人間関係・保護者、とにかくコミュニケーションが苦手です。
元々愛想がいい方とは言えません。同期は同じような環境や悩みがあるので話す事はあるのですが、特に休憩時間の時など職場の年齢が離れた先輩や保護者と何を話して良いかわかりません。
新卒1年目・・そうですよね。
仕事での付き合いだと、今まで、プライベートでは深く関わったことのない年齢の人との関わりが急に増えて悩みを抱えやすい時ですね。
子どもは好きけれど、職場のコミュニケーションが辛くなったり嫌になる人も少なくありません。一緒に考えてみましょう。
職場の先輩達との会話を円滑にする方法
●まずは先輩の会話を“聞く”だけでOK!
職場の人一人一人の性格が違うので、一緒に休憩を取る人によってもその場の空気は変わりますよね。
お話好きな人と一緒の休憩であれば、その人の話を聞く側にまわることが一番楽な方法です。
あまり話をしない、無口なタイプの人との一緒の休憩であれば無理に話をせずお互いに自分の時間を過ごす形の休憩の仕方で良いと思います。
●聞かれたことだけ話す
とはいえ、何を話して良いかわからないと言った場合は基本的には聞かれた事だけ話す形でOKです。
無理に自分から話題を提供しなくても大丈夫です。先輩は新人に会話の話題を提供してほしいとは思っていません。
職場に慣れてきたら・・
●雑談(普段のあたりさわりのない事)を話題にしてみる
職場の空気にも慣れてきた場合は、雑談が効果的です。
雑談に良い話題は
◯「天気」「仕事」「最近話題になっていること」などが良いでしょう。
雑談の注意点
そこにいない誰かの話題はなるべく避けましょう。
特に職場の人やコトなどの事実でないことを推測して噂を立てることは、後々自分の信用を落とすことにもなり、自己評価を下げる事にもなります。
●距離を縮めたい場合は質問してみる
最初はあまり大きな悩みではなく、小さな悩みや考えていることなどから質問してみましょう。
先輩のアドバイスで物事がうまくいくことがあります。
例:雑談の中での質問
「保育園からの帰り道、コンビニに寄りたいと思ったのですが近くのコンビニご存知ですか?」
例:仕事の中での質問
「今月の製作で折り紙でアジサイを作ろうと思っているんですが、ありふれてますか?」
などあまり深くない話題が良いでしょう。
信頼できる先輩などができたら、少しずつまた仕事で悩んでいることなどを相談しても良いでしょう。
保護者との会話を円滑にする方法
基本的には子どもの話だけで良い
基本的にはムリに雑談をしたりする必要はありません。
親は子どもをしっかり見てくれて、子どもの情報をくれることを望んでいるので、それがしっかりできれば良いです。
子どもの報告は真実を話す
子どもの問題のある行動を話す場合はとても緊張するものです。
親が傷つかないかもとても気になります。しかし“真実”を話し、そこに向き合いそこから一緒に問題解決をしていくことが大切です。
ただ、保護者への伝え方はとても大切です。どのように伝えるのがより伝わるのか、担任同士や園内でよく話し合い考えてから保護者へ伝えましょう。
こちらの記事も参考に
保育士辞めたい!保育士の悩み第一位、「職場の人間関係」を改善する伝え方
悪い事を伝える場合の話し方
相手にとって悪い情報や注意をしなければいけないことを伝える時、その伝え方は始めに良い事を伝え、その後に本題の悪い事や言いにくい事を伝えます。
良い情報4:悪い情報(言いにくい事)1
4:1くらいの割り合いで伝えれる事を心掛けましょう。
まずは子どもの良い部分や伸びていること、できるようになったことを始めに伝えます。その後に言いにくい事を伝えましょう。
コミュニケーションがうまくいく魔法の言葉【さ・し・す・せ・そ】
今回は職場でもプライベートでも恋人とでもすべてのコミュニケーションが円滑に行く魔法の言葉を紹介します。
会話が苦手な人でもコミュニケーション上手になれるので是非試してみて下さいね。
さ : 「さすがですね!」
し : 「知らなかった!」
す : 「すごい!」「素敵!」
せ : 「絶対」
「センスいいですね」(目上の人には言わない)
そ : 「そうなんですね」
これを使うだけで、話に伸びができ会話がうまくいきます。
また、話が途切れた場合には、前に話題になった事を繰り替えし相づちすると相手は心地よくなります。
例:「バナナがダイエットに良いみたいよ」
「そうなんですね。バナナがダイエットに良いんですね~」
繰返す事で相手がまた話しやすくなります。
自分の引き出しを増やす
周りには、話題が豊富な人がいますよね。一方で自分には話題がない・・と思っている人も少なくありません。
そんな時には自分の引き出しを増やす努力をすることも大事です。
仕事の引き出しを増やしたい時・・・
本を読んだり勉強をしたりして知識を増やす
人としての魅力・引き出しを増やしたい時・・・
自分の好きな事や趣味など没頭できることを見つけること
人は人の熱意に心が動かされます。また自分の心が充実することで人への接し方や表情、子どもに対しての態度など仕事にとってもメリットがたくさんあります。
知識を増やしたり、心の充実を図ることで自信がついたり物事がうまくまわっていくことになります。
悩みすぎる・考え過ぎてしまう場合には
保育士の人の中には、細かな気遣いができる人も多い反面、周りの人の態度や言葉に敏感になりすぎてしまう人も少なくありません。
そんな時は、紙に書き出すという方法がとても有効です。
現在自分がどんな状態(気持ち)なのか?
なぜそうなってしまうのか?
を書き出してみると、意外に答えが見つかったり、自分や周りを客観的に見る事ができ自分の気持ちや周りの現状を見つめてみる方法としてとても有効です。
職場のいじめや保護者とのやりとりに大きな悩みがある場合には
職場のいじめ・パワハラなど
まずは園長や人事を統括する人へ相談することが大切です。
個別の保護者とのやりとりが辛い場合
こちらも上司や園長へ相談することが大切です。
★どうしても辛い場合には環境を変えることも一つです。転職して新しい環境であなたの才能を活かしましょう。