こんにちは!
「すてきな保育士の仕事」を運営しておりますHIROKOです。
私は保育士として、区立・私立の認可保育園での勤務経験を持ち、認可外保育園を7年間運営者しておりました。
現在は子育てをしながら保育士の相談を受けたり、サイトの運営をしています。
保育士に憧れてせっかく取った資格を、悩みで無駄にしない為に、今いる環境を変えてみるのも一つです。
すぐに転職を考えない場合でも、転職サイトのコンサルタントへ相談することで今の立ち位置を知る事ができます!
お悩み
保育士2年目
今度保育士になって初めての個人面談があります。気をつけた方が良いことや面談で話すこと、注意点など教えて頂けたらと思います。
そもそも個人面談とは?個人面談の意味
普段の保護者とのコミュニケーションは、連絡帳や朝晩の送り迎えの短い時間になってしまいます。
普段の連絡事項やその日の子どもの様子などは伝えられるもののなかなか保護者と保育園が子どもの長期的な保育について話す事や保護者が悩んでいることを聞く機会もありません。
保育面談は保護者と保育士が面と向かい面談をする機会を作り子どもの保育についてじっくり話をする時間ができます。
個人面談の主な目的
・子どもの保育園での普段の様子や成長について伝える。
・保護者の子育てについての不安や悩みを聞く。
・子どもの家庭での様子を聞く。
・保育園での気になる様子を伝える。
・園についての要望などを聞く
・園と保護者が連携して保育できるよう信頼関係を強化する。
個人面談のスケジュールと準備
個人面談のスケジュール
- 1~2ヶ月前に保護者にお手紙を出し面談の希望日時を聞く。
・面談の目的・提出日時・面談で話したいこと
などをお手紙に記載し返信してもらう。
- 日程を調整し面談の日時を伝える(1ヶ月前)
- 担任の中で、保護者に伝えたい事や聞きたいことをまとめる(半月~2週間前)
- 口頭や連絡ノートで面談日のリマインドを行う(1週間~前日)
- 前日は最終確認を行う
身だしなみ
基本的にはいつも保育をしている時のエプロン姿で大丈夫です。清潔な服装、身だしなみであれば不快感を与えないません。
個人面談の準備
事前に話したいことの主な議題を決めておくことが大切です。
議題は面談の前にアンケートなどをとって保護者の方が心配していることなどを把握しておくのが良いでしょう。
保護者が悩んでいることや相談したいこと、話したいことがわかったら、普段の子どもの様子を担任同士で確認し、話す内容もまとめておきます。
場所のセッティング
面談の場所は子どもに見えない場所で行います。
対面で座るよりも90度の角度で座ったり、四角のテーブルよりも丸いテーブルを利用することで保護者との距離を縮める事ができます。
面談で使用する場所は整理整頓を心掛けておきましょう。
個人面談で保護者に伝えること、保護者と話す内容は?
個人面談で保育士から保護者に伝えること
・普段の生活の中での遊び・食事などの子どもの様子について
・成長を感じられているエピソード
・気になる様子などについて今後どのようにフォローしていくか
・保護者の悩みや不安へのアドバイス
・保育園の運営に対しての保護者の協力に対しての感謝
話す際の注意点
子どもの気になる部分や課題などについて話が長くなりがちですが、何よりも気をつけたいことは子どものポジティブな部分をなるべく話すということです。
・子どもができるようになったこと
・子どもの良い部分や得意なこと
・普段の保護者の育児を見て(連絡帳や送り迎えの話の中でのエピソードから)
良い部分を褒めたり、共感する
上記のようなことに気をつけて話すことが大切です。
面談の大きな目的は
●「保護者が前向きに育児ができるようにサポートをする」
ということです。
また、その場で回答できなかったりする質問にはその場で回答はしなくてもかまいません。
後日園で話をしてその結果をお知らせします。というような返事をしてもかまいません。
すぐに答えを出すことだけが信頼を得ることではなく、一つひとつのことに丁寧に答えていくことが信頼関係を築くことにつながります。
保護者に聞きたいこと
・子どもが最近夢中になったり、好きなこと。
・遊び・食事・睡眠などの様子。
・子育てに対する不安や悩み事
・園に対しての質問や思うこと
まとめ
いかがでしたか? 最初の面談は誰でも緊張してしまうものです。
事前の準備をしっかり行い「保護者が前向きに育児ができるようにサポートをする」という目的を忘れず話をすれば保護者と信頼関係を築いていくことができます。