保育園の年間指導計画　3歳児【ねらい・食育・保護者支援など】

毎年の指導計画案、悩んでしまう保育士さんは多いのではないでしょうか。

この記事では、月齢に合わせたの年間指導計画の文例などをご紹介します。是非参考にしてみてくださいね！

保育目標

友だちや保育者との係わる中で自分の思いを言葉や行動で表現する

Ⅰ期（４月〜５月）

子どもの姿

○保育者や子どもたちと一緒に歌を歌ったり、手あそびをする。

○自己主張が多く、言葉での表現が未熟なためトラブルが増える

ねらい

○保育者や友だちに親しみや安心感をもつ

○自分のしたい遊びややってみたいことを見つける。

養護

○清潔で安全な環境を整える

○保育者や友だちとふれあい、安定感を持って生活する

☆身の回りのことなどでできることは時間がかかっても見守り自信につながるようにする

教育

○あいさつや返事ができる

○散歩に出かけ、春の草花や小動物に興味を持つ

○「つ」「し」　など簡単なひらがなを楽しみながらなぞる

環境構成と保育者の援助

○抱いたりスキンシップなどを取りながら一人ひとりの子どもの気持ちを受け止め、共感する

○したい、やりたい気持ちを尊重し集中できる環境を整える

○個人のマークを覚え、自分の場所・ものを意識しながら生活できるようにする

食育

○好き嫌いや食べず嫌いがなくなるよう働きかける

健康・安全

○園内外の環境を整え、安全面に配慮し事故防止に努める

保護者等への支援

○個々の発達状況・家庭の様子を聞き、保護者の思いを受け止め支援していく

行事

誕生会、身体測定、保護者会

保育士の自己評価

Ⅰ期（４月〜５月）の自己評価を記入

Ⅱ期（６月〜８月）

子どもの姿

○遊びや生活を通し、簡単な決まりやルールを守る

ねらい

○基本的な生活習慣が身につき、ほぼ自立できるようになる。

○夏の遊び・友だちとの遊びを思い切り楽しむ。

養護

○快適な生活を覚え、安心して集団生活を過ごし、日々満足感を得る

○泥んこ遊びや水遊びを通じて、自分の成長を少しでも感じられるようになる

教育

○友だちや保育者との信頼関係が育ち、言葉で気持ちを伝え合うことができるようになる

○自分の持ち物の始末や片付けの場所・仕方が分かるようになる

○幼児教育を楽しみ・興味をもちながら自分なりに行う

環境構成と保育者の援助

○子どもの健康状態を把握し、環境・保健に留意し快適に生活できるよう適切に対応する

○子ども同士の関わりを見守り、子どもの気づきを認める

○基本的な生活習慣は自分でしようとする気持ちを大切にし、自分で行ったときは大いに認め自信を持たせる

食育

○食事のマナーや箸の持ち方を覚え、使えるようにしていく

健康・安全

○保護者との連携を蜜にし、疾病予防に努める

保護者等への支援

○保護者との対話を基本に、不安や心配な点を聞いたり、アドバイスすることで話しやすい雰囲気を作っていく

行事

誕生会、身体測定、プールあそび、七夕

保育士の自己評価

Ⅱ期（6月〜8月）の自己評価を記入

Ⅲ期（９月〜12月）

子どもの姿

○保育者や友だちに手伝ってもらいながら着脱や身の回りの片づけを自分でする

○ごっこ遊びの中で、日常で使う言葉を話して楽しむ。

ねらい

○生活に必要な言葉が分かるようになり、言葉を交わす心地よさを体験する

○自然や気温の移り変わりを感じる

養護

○季節の変化に応じて衣服調節を適切にし、快適に生活できるようにする

教育

○十分に体を動かす心地よさを知る

○地域の人と触れ合うことを喜ぶ

○運動機能が高まり、曲に合わせて身体を動かしたり、簡単なリズム遊びを楽しむ

○身近な素材を使ってイメージしたものを作ろうとする

環境構成と保育者の援助

○衣服の着脱や身の回りの事など、自分でしようとする意欲を受け止め、一人ひとりの育ちに合わせて身につけていけるようにする

○トラブルが生じたときには、互いの思いを丁寧に掘り起こし、自分の思いを言葉で伝えられるようにする

○さまざまな用具や遊具を用意し、思い切り活動できるようにする。

○異年齢児との遊びの時間を工夫し、安全に配慮する

食育

○食材の名前を楽しんで覚えられるようにする

○食材により季節を感じるよう配慮する

健康・安全

○適度な運動と休息がとれるようにし、基本的な生活習慣が形成されるようにする

保護者等への支援

○家や園での様子を密に話し合い、親子共に安心して過ごせる環境を作っていく

行事

誕生会、身体測定、敬老会、クリスマス会

保育士の自己評価

Ⅲ期（9月〜12月）の自己評価を記入

Ⅳ期（１月〜３月）

子どもの姿

○保育者との信頼関係の中で自分の気持ちを表したり、情緒の安定した生活ができるようになる

○自然にふれながら思い切り身体を動かして遊ぶ

ねらい

○遊びや体験を通して、沢山の物事へ関心を持ち、ルールある遊びや模倣遊びをすることを十分に楽しむ

養護

○自分なりに生活の見通しをもちながら、自分でできることは意欲的に行う

○自分の要求や思いはあるが、相手の気持ちが分かるようになる

教育

○困ったり泣いたりしている友達を見て、手助けをしたり慰めたりする

○保育者や友だちと一緒に簡単なルールのある集団遊びを楽しむ

○身近な遊具や用具などを自分なりに工夫して使ったり、遊びに取り入れたりする

環境構成と保育者の援助

○寒さに負けないで身体を動かして遊べるように、保育者が率先して身体を動かす

○友達と一緒に遊ぶ楽しさを味わえるように、遊びの時間を十分に取れるよう配慮する

○自分の思いを言葉で表現できるように、言葉の足りないところは保育者が補ったり代弁しながら、伝え合う経験ができるようにする

食育

○食事に必要な基本的な習慣や態度が身につくようにする

○行事食を通じ、食事の楽しさを味わえるようにする

健康・安全

○戸外で全身を動かし、寒さに負けない体力づくりをする

保護者等への支援

○風邪などが多い時期なので、子どもの様子や健康状態などを気づいたことをこまめに連絡する

行事

誕生会、身体測定、豆まき、ひなまつり

保育士の自己評価

Ⅲ期（1月〜3月）の自己評価を記入

まとめ

いかがでしたか？園の環境やクラスの雰囲気は個々に違います。

自園やクラスに合わせ、カスタマイズして下さいね。